報道ヒストリー
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人材専門コンサルタントのリンクコンサルティンググループ（本社名古屋市中区丸の内一ノ一七ノ九、和田康伯社長）が手がける、新卒者紹介ビジネスに登録する企業が増えている。学生の就職支援と企業の人材確保をマッチングするユニークな事業として注目を集め、特に中小・中堅企業の登録社数は、全体の八〇％以上を占めている。同社は人材派遣やコンサルタントなどを行い、前六月期は三億五千万円を売り上げている。 マッチングビジネスは同社とダイヤモンド・ビッグ社、コンサルタント会社の三社で共同出資した新会社で十月から本格展開している。来春の就職活動がほぼ終了していることもあり、現在の登録学生数は三十人未満に止まっているその一方、完全成功報酬形式を導入し、採用費用のリスクを最小限に抑えた同事業は企業に受け入れられ、四十社程度だった登録社数は、十一月末で百社を突破している。そのうち、八〇％以上を愛知県内の従業員百人未満の中小・中堅企業が占めている。 和田社長は、「就職難と言われるものの、学生の大手志向が依然強いことと、中小企業を中心とした優秀な学生確保が難しいことを裏付けている」としている。