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1min. ノウハウ
1min. Know-how

人事関連・採用関連のノウハウとニュースの解説です

人事関連、採用関連の知っておきたいノウハウや、気になるニュースを解説して、
ピックアップ掲載しています。気ままな、不定期の連載ですが、実践の参考にしてください。

「新卒理系学生。就活の課題」ベスト5

①専門分野とのマッチング

理系学生は独自の専門知識を持っているという自覚が強く、大学で学んだ専攻分野を活かした就職を望んでおり、専攻分野に適した企業や職種を見つけることが課題です。大学でも専攻を活かした就職を進めています。企業側は、機械系・電気系・電子系・化学系、土木系・建築系など学んだ内容を具体的に自社の業務とのマッチングを確認することも大切です。


 

②コミュニケーションスキルの向上

技術的な知識やスキルは高いが、それを仕事に活かすための専門用語の一般化による解説力や、対人関係におけるコミュニケーション能力、チームにおける協調性や積極性を磨くことが課題です。特にアフターコロナにおいては、対人が弱い学生も多く、仕事面での課題にもつながりそうです。企業側は、このあたりのフォローアップが大切になってきます。

 

③就職活動の情報収集 

業界の専門性や専門分野を理解し、どの情報が自分のキャリア選択に重要なのかを見極めることや、業界全体の動向を把握することが課題です。企業研究には、技術的な面と同時に、業界や会社の将来性、事業展開、働く環境、働く目的などのこれまであまり関心をもってこなかった分野の情報収集も課題になっています。


 

④インターンシップや実習の活用のためのスケジュール管理

インターンシップや実習を通じて、企業との繋がりをつくること、専門知識の実践的な活用法を知り、具体的な業務内容、求められるスキルを理解することが問われます。6月からの大手のIS、年明けまでの中堅・中小を含めたISでのジョブマッチングが課題です。企業側としては、研究室の活動が忙しい理系学生のインターンシップの予定を確保することが課題です。


 

⑤プレゼンテーション能力の向上

研究成果や技術的な知識をわかりやすく伝えることが求められるため、視覚的な説明の利用や聞き手の理解度の把握する能力が求められます。対人が苦手な理系学生も多く、相手の話に対する理解力や、共感表現とともに、相手の立場に立った伝え方、研究結果のストーリーや意義を伝えられるようなプレゼンテーション能力を磨くことが課題です。