「C世代」と拓く新世界
2012年1月
日本経済新聞
「ジェネレーションC(C世代)」はここ数年、米国で使われ始めた言葉だ。年齢は限定しないが基本的に若者。CはComputer(パソコン)、Connected(接続)、Community(共同体)、Change(変化)、Create(創造)などを意味する。
人によってはContent(コンテンツ)、Communication(コミュニケーション)、Collaboration(協力)、Contribute(貢献)、Casual(四角ばらない)の意味を込めて使う。並べてみると、語呂合わせを超え1つのイメージが浮かび上がる。
提言(和田康伯)(採用コンサルティング)
現代の10代、20代を表すジェネレーションC。日本経済の閉塞感、絆の大切さ、成長経済での価値観の崩壊・・・。私たちの周りの20代も明らかに変化してきています。自由な繋がりを創造し、変化を求め、新たな枠組みを模索する世代には、見習う点も多くあります。現代の若者に対しては、根性、ヤル気、ハングリー精神と言った面でとかく批判が多くなりがちですが、グローバルな競争時代において、今後のジェネレーションCには期待できることも多そうです。ちなみに、日本の新成人の8割近くが「自分たちの世代が日本を変えていきたい」と考えている(マクロミル調査)と言う現状も頼もしい限りです。私たちにも時代遅れにならないよう、適応が求められています。その上で、企業内においても新しいチーム形成方法(枠組み)、新しい職種とキャリア、新しい価値観の教育等が求められそうです。
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